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セレッソ 敵地で耐えぬいた守った残留圏へ勝ち点1差 

[ 2014年10月27日 05:30 ]

<横浜・C大阪>後半、横浜・フジタのシュートをファインセーブするC大阪のGK金鎮鉉(右)

J1第30節 C大阪0―0横浜

(10月26日 日産ス)
 最後は現実を見定めて戦った。敵地に乗り込んだC大阪は、横浜相手に劣勢を強いられる。後半3分にMF南野のCKをDF山下が頭で合わせ右ポストにはじかれるも、90分間を通して決定機はこの一度だけ。後半23分には横浜MF藤本の決定的なシュートを韓国代表GK金鎮鉉がスーパーセーブ。その後も押し込まれシュート数は11―6だったが、スコアは0―0のドローに持ち込み、何とか勝ち点1を得た。

 最終ラインで体を張った山下は「残り10分の戦い方を考えようとみんなで言っていた。自分たちは泥臭くても、勝ち点1でも積み重ねていかないといけない」と前を向いた。18日の鳥栖戦では終了間際に決勝点を献上。勝てば降格圏から浮上できる状況だったが、最後はゴールを狙うよりも、教訓を生かしてゴールさせない守備的な戦い方へとシフトした。17位は変わらずも、これでJ1残留圏の15位大宮に勝ち点1差に詰め寄った。

 後半31分に途中交代を命じられた元ドイツ代表カカウは、ベンチ前で大熊監督らに怒りをあらわに不満を訴える場面もあった。取材エリアで「あした話すよ」とこぼした助っ人FW。最近4試合で3試合が無得点と攻撃の迫力不足は顕著だが、今は結果がすべてだ。

 ホームの次節は、勝ち点3差で追う13位甲府との一戦。敵地で得た勝ち点1に意味を見いだすためには、本拠で迎える直接対決には何が何でも勝たなければならない。 

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