本田7戦6発!得点王に躍り出た「3つの変化」

[ 2014年10月21日 05:30 ]

<ベローナ・ACミラン>ゴールを決め、インザーギ監督に祝福される本田

セリエA第7節 ACミラン3―1ベローナ

(10月19日)
 ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)がセリエAの得点ランクでトップに躍り出た。セリエA第7節の19日アウェー、ベローナ戦で移籍後初のマルチ弾を記録。2試合連続のゴールで今季得点を6に伸ばし、19日の時点でFWカルロス・テベス(30=ユベントス)、MFホセ・カジェホン(27=ナポリ)に並んだ。

 本田はベローナ戦で移籍後初のマルチ弾を記録。前半27、後半11分にともにスルーパスに抜け出し左足で決めた。開幕から7試合6得点で得点ランクのトップに浮上。しかも、PKで2得点しているテベスと違い、全て流れの中でのゴールと決定力は抜群。もはや押しも押されもせぬエースになった。シーズン途中の加入で14試合1得点に終わった昨季とは別人のような活躍。だが、決してフロックではない。

 (1)コンディション ガリアーニ副会長は「昨季はろくに練習をしないまま、全く異なるリーグへ身を投じなければならなかった。今季はW杯後に休養を取れて夏に十分な練習を積んだ。今の本田はスーパーだ」と絶賛。休養と効果的なトレーニングで飛躍的にコンディションが上がっている。

 (2)走力 ガゼッタ・デロ・スポルト紙のパソット記者は体調が万全となったことで「断然、走れるようになった。それが落ち着きを与え、プレーの精度も増している」という。スピードのない本田だが、展開を読んでタイミング良く飛び出すのに加え、それを実行できる体力がある。ベローナ戦のゴールでも長距離を走った。「今季は何度も長い距離を走っているところに成長が見える」と分析した。

 (3)コミュニケーション 右サイドでコンビを組むDFアバーテも「本田がサイドを空けてくれるので自分も動きやすくなった」と連係面の改善を口にする。衛星放送スカイ・スポーツのステファノ記者は「イタリア語でコミュニケーションを取れるようになったことがブレークの秘けつ。だって、インザーギ監督は英語が全然ダメなんだから」と指摘。対話によって自らがゴールへ向かう形を周囲に理解させ、味方を生かすプレーを可能にした。

 ピッチ内外の変化に裏打ちされた2年目の飛躍。本田の勢いは今後も止まりそうもない。

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