“長友シート”左ＳＢに殴り込み　太田「臆することなくやりたい」

左ＳＢで先発が濃厚な太田

国際親善試合 日本―ブラジル

（10月7日 シンガポール）
　今回の合宿で４年１０カ月ぶりに日本代表に復帰したＤＦ太田が、ブラジル戦で先発する可能性が出てきた。公開された冒頭１５分の練習では、ＤＦ酒井高、塩谷、森重と組んで左サイドバックでプレー。アギーレ監督が６人の先発入れ替えを明言した中で、ＤＦ長友に代わって左サイドバックを任される可能性が浮上したレフティーは「臆することなくやりたい。あしたチャンスがあれば、いつもやっているようにできれば」と静かに意気込んだ。

　芝生の上に砂がむき出しとなった劣悪なピッチ。これには「砂場ですよ。日本にはないですね」と苦笑いを浮かべたが、サッカー王国との一戦を前に気持ちが引き締まらないわけがない。攻撃参加を持ち味としながらも「まずはチームのやり方を守る。その上でプラスアルファを出していけたら」と守備から入る意識を強めた背番号２１。左サイドの新戦力が、攻勢に出てくるブラジルに立ち向かう。