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G大阪、劇的勝利で6連勝!“仕上げ”はリンスで鹿島に並ぶ勝ち点49

[ 2014年10月5日 15:28 ]

<鹿島・G大阪>勝利に喜び合うG大阪イレブン

J1第27節 G大阪3―2鹿島

(10月5日 カシマ)
 G大阪が劇的な逆転勝利で鹿島を下し、破竹の6連勝。ついに勝ち点49で鹿島に並び、得失点差で上回った。

 日本代表のアギーレ監督も視察に訪れる中、前節4位のG大阪が同2位の鹿島に敵地で挑んだ1戦。前半5分に鹿島がFW赤崎のゴールで先制すれば、G大阪が同29分にオウンゴールで追いつき、後半20分に鹿島が日本代表MF柴崎の絶妙なスルーパスからMF土居が決めて勝ち越すという一進一退の展開。

 だが、G大阪は後半26分、得意のドリブルでペナルティーエリアに侵入したFW宇佐美のラストパスにFWパトリックが右足を合わせて追いつくと、ロスタイム突入後の後半48分にはMF遠藤の右クロスをファーサイドで受けた途中出場のFWリンスが巧みなトラップから反転して右足で決勝ゴールを叩きこんだ。

 値千金となる“仕上げ”のゴールを決めたリンスは「ヤット(遠藤)がトラップした時にセンターバックの間に入ろうと思っていた。ファーサイドに折り返しのボールが来ると思って狙っていた。ボールが来てからは落ち着いてトラップして、相手を外してシュートすることができた」と振り返った。

 劇的なロスタイム弾での逆転勝利に長谷川監督は「こっちまで興奮しました」と笑顔。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会によるリーグ中断前はJ2降格圏の16位に沈んでいたが、中断明けは11勝1分け1敗という快進撃で、2011年の柏に続くJ2から昇格した年にJ1で優勝という史上2チーム目の快挙も夢ではなくなってきた。

 「まだ(首位の)浦和との差はある」とは言いながらも「先を見ずに1戦1戦を戦っていきたい」。長谷川監督の目が鋭さを増してきた。

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2014年10月5日のニュース