清水“裏天王山”必勝へサポ後押し　「生涯Ｊ１」横断幕も

笑顔でウオーミングアップに参加する清水・大榎監督（中央）

Ｊ１第２７節 清水―Ｃ大阪

（10月5日 アイスタ）
　１７位の清水は５日、ホームで１４位のＣ大阪を迎え撃つ。相手とはわずか勝ち点１差で、残留へ希望をつなぐためには負けられない一戦。大榎監督は「ここを乗り切れば選手も強くなる。サポーターやクラブの絆、団結力が生まれると信じて戦うだけ」と必勝を誓った。

　この日、三保グラウンドにはサポーター制作の「生涯Ｊ１」などといった残留を願う横断幕が４０枚以上掲げられた。ファンの寄せ書き入りの横断幕も届けられ、指揮官は「一緒にこのチームを思う気持ちが伝わってきた。選手も感じるものが強かったと思う」と感謝。「チームへの愛着を持っている人がたくさんいることに感謝して、残留に向けてやらなければ」とより使命感を強くした。

　７月３０日に新監督に就任してから約２カ月が経過したが、Ｊ１では１勝１分け７敗と苦闘が続く。それでも「逃げるわけにはいかない。自分も選手と一緒に逆境を跳ね返せるようにしたい」とキッパリ。“裏天王山”を制し、サポーターと歓喜を分かち合う。