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なでしこ貫禄3発で連覇王手!佐々木監督100戦飾った

[ 2014年9月29日 18:50 ]

<日本・ベトナム>前半、先制ゴールを決め北原(左)、長船(右)に祝福される阪口

仁川アジア大会サッカー女子準決勝 日本3―0ベトナム

(9月29日 仁川)
 仁川アジア大会に出場しているサッカー女子日本代表のなでしこジャパンは29日、準決勝でベトナムと対戦し、3―0で快勝して決勝進出を決めた。大会2連覇を狙う日本は10月1日の決勝で、韓国―北朝鮮の勝者と激突する。

 日本は立ち上がりから圧倒的にボールを支配しながら、人数をかけて守備を固めるベトナムを崩せず。前半19分にはFW高瀬愛実(23=INAC神戸)が振り向きざまに右足でシュートを放つもGKがキャッチ。同20分にはMF中島依美(23=INAC神戸)のミドルのこぼれ球を高瀬が押し込んでゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定された。

 それでも同23分、右CKの流れから右クロスをFW増矢理花(19=INAC神戸)がGKと競り合い、足元に入ったこぼれ球をMF阪口夢穂(26=日テレ)が右足でシュート。ゴール中央に突き刺さり、日本が先制点を挙げた。その後もDF有吉佐織(26=日テレ)、増矢がゴール前で決定的なチャンスを迎えたが決めきれず、1―0で前半を終えた。

 後半開始から、佐々木則夫監督(56)は中島に代わってFW吉良知夏(23=浦和)を投入。同8分の追加点はまたもセットプレーの流れから生まれた。左CKが相手DFに当たってポストを叩き、ファーサイドへこぼれたボールをDF北原佳奈(25=新潟)が中央へクロス。DF長船加奈(24=仙台)がヘッドで決めて2―0とリードを広げた。

 同29分には、右のショートコーナーからMF宮間あや(29=岡山湯郷)のクロスを途中出場のFW菅沢優衣香(23=千葉)がヘッドで決め、試合を決定づける3点目。守備でも最後まで集中力を切らさず初戦から5試合連続無失点に抑え、佐々木監督の通算100試合目を白星で飾った。

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