×

本田 観戦ザック前代表監督の前で同点弾アシスト

[ 2014年9月29日 05:30 ]

<チェゼーナ・ACミラン>前半、ボールを競り合う本田

セリエA第5節 ACミラン1―1チェゼーナ

(9月28日)
 ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)が同点弾を演出した。0―1の前半19分、右CKをDFラミの頭に合わせて14日のパルマ戦以来今季2アシスト目をマーク。2戦連発はならなかったが、存在感を示した。

 スタンドには恩師がいた。W杯ブラジル大会まで指揮を執った前日本代表監督のザッケローニ氏だ。26日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙でガリアーニ副会長が「ザッケローニの情報は本当に正しかった」と話したように、1月のACミラン入りを後押しした。何よりもザッケローニ氏自身が「スピードがないけど、突破力がある」と本田を評価していた。同点につながったCKも、本田の強烈なFKで得た。W杯では振るわなかったが、日本代表を強くするために何度も意見を交わして、理解を深めてきた師の前で変貌した姿を見せた。

 1―1の後半28分に退場者を出したこともあり、本田は同30分にDFアレックスと交代。ベンチでは口を真一文字に結んだ。試合後は「お疲れさま」とだけ言い残してスタジアムを後にした。その姿からは勝ち越し弾を決められなかった自身への悔しさや、飽くなきゴールへの執着心が表れていた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月29日のニュース