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磐田 名波新監督初陣飾った!「たった1試合」余韻に浸らず

[ 2014年9月29日 05:30 ]

<磐田・愛媛>デビュー戦を白星で飾りベンチで喜ぶ名波監督

J2第34節 磐田2―0愛媛

(9月28日 ヤマハ)
 J2第34節が各地で11試合が行われ、名波新監督率いる3位の磐田は愛媛に2―0で完勝した。14試合ぶりの完封勝利で2位・松本との勝ち点差は5に縮まった。松本はホームで札幌に1―2で敗れ、5戦勝ちなしとなった。

 最高の形で監督人生のスタートを切った。名波浩監督(41)率いるJ2磐田はホームで愛媛と“闘”い、14試合ぶりの完封勝利。後半3分、キャプテンマークを巻いたエース前田遼一(32)が7戦ぶりの先制弾を挙げ、同20分には今季2戦目の先発のMF松浦拓弥(25)が今季初得点。自動昇格圏への勝ち点差は5に縮まった。

 「(勝利は)もちろんうれしい。でも、それ以上に、まだたったの1試合という気持ちしかない」。新指揮官は余韻に浸ることなく、ロッカールームでは「残り8試合のうち1試合も負けたくない」とイレブンに伝えた。

 試合前、「戦」の字に×をつけ、「闘」の字を選手に示した。「戦」は全ての傭兵(ようへい)が緻密な作戦を理解して戦に挑むこと。短期間で戦術の全てを理解できなくても、後半戦3勝4分け5敗と闘争心を失っていたイレブンに、目の前の相手やゴールに全力で挑む心構えを伝えたかった。

 シュート数15―2と、数字にも表れたゴールへの姿勢。過去6試合ではシュート6本、ゴールゼロだった前田は「強いジュビロになれるように、みんなが一生懸命やった」と充実の汗を拭った。J1復帰へ、磐田がレジェンドの下で息を吹き返す。

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2014年9月29日のニュース