セレッソ カカウ豪快ミドル弾で降格圏脱出 

[ 2014年9月28日 05:30 ]

<C大阪・浦和> 後半23分、先制ゴールを決めチームメートに祝福されるカカウ(中央)

J1リーグ第26節 C大阪1―0浦和

(9月27日 ヤンマー)
 思いを込めて右足を振り抜いた。0―0の後半23分、C大阪はDF丸橋のスローインからFW杉本がパス。これを受けたカカウがゴールまで約25メートルの距離からミドル弾を放った。「“入ってくれ”と願いを送っていた」。ボールは日本代表GK西川の手をかすめ、右ポストに当たってゴールへと吸い込まれた。2試合連発となる一撃が、降格圏から抜け出す決勝弾となった。

 「なかなかスペースがなくて、ミドルレンジからシュートを打つしかないと思っていた。最後の最後まで入るか分からなくてヒヤッとしたよ」

 前節の名古屋戦に敗れ2連敗。試合後、助っ人FWは嫌われ者になることを恐れず、チームの雰囲気を「ぬるい」と切り捨てた。4試合ぶりに先発起用された一戦。言葉だけではなく、勝利への渇望を自ら態度で示すことが必要だった。

 計13シーズンをブンデスリーガで戦い、残留争いを何度も経験した。時には試合後にサポーターに囲まれ、スタジアムから1時間以上も出られないこともあった。だが、そんな重圧をいつも力に変えてきた。今月半ばには発熱の影響で3日間にわたって寝込んだが、体調不良も決して言い訳にはしなかった。

 先制後は防戦一方となりながら、全員がハードワークして虎の子の1点を守りきった。首位浦和に7試合ぶりの土をつけ、仙台、清水をかわして14位に浮上。右膝手術で、いまだ東京都内の病院に入院しているMF山口へも朗報となったはずだ。「90分間、(気持ちを)切らさずに頑張ってくれた選手に感謝したい」と大熊監督。次戦はJ1残留を争う17位清水との一戦。2度と降格圏に足を踏み入れないためにも、気持ちを緩めず戦っていく。

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