湘南４発快勝　最速昇格に王手、指揮官「プレッシャーない」

Ｊ２第３２節 湘南４―２水戸

（9月20日 ＢＭＷス）
　Ｊ２第３２節は２０日、各地で１０試合が行われ、首位の湘南は水戸を４―２で退け、勝ち点を８３に伸ばした。次節にも１年でのＪ１復帰となる自動昇格の２位以内が決まる。２位松本は讃岐と引き分けて同６３。３位磐田は北九州を下し同５６とした。

　湘南が水戸に４―２で勝って、Ｊ１昇格に王手をかけた。開始４０秒に大竹のスルーパスから武富が先制ゴール。３―２となった後半３１分に永木が約３０メートルのミドルシュートを決めて勝負ありだ。永木は「軌道が見えた。ふかさないように気をつけた」と会心のシュートを振り返る。いよいよ次戦２３日の京都戦でＪ１昇格が決まる可能性がある。湘南が勝って３位・磐田が引き分け以下、湘南が引き分けでも磐田が負ければ決定だ。チョウ・キジェ監督は「プレッシャーは全然ない」と、言い切る。５月２４日に敵地で愛媛に負けただけ。負けなしも１７試合（１２勝５分け）、ホームでも１６試合無敗（１３勝３分け）と記録ずくめ。快進撃のゴールがいよいよ見えてきた。

　≪条件次第ドローでも≫Ｊ２上位２チームは来季Ｊ１へ自動昇格となるが、湘南は次節（２３日）にも昇格が決まる。湘南（京都戦）が○で３位磐田（水戸戦）が△か●、または湘南△と磐田●で今季２位以内が確定する。残り９試合時でのＪ１昇格決定となると、０４年の川崎Ｆ（残り８試合時）を抜く史上最速記録。