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広島の亡き兄弟に日本代表ユニホーム…日本サッカー協会が贈る

[ 2014年9月18日 10:18 ]

亡くなった平野遥大君(右)、都翔ちゃん兄弟へ贈られた、2人の名前が入ったサッカー日本代表ユニホーム

 広島市の土砂災害で命を落とした同市安佐南区の平野遥大君(11)、都翔ちゃん(2)兄弟に、日本サッカー協会は18日までに、名前入りの日本代表ユニホームを贈った。

 「HARUTO」「TOWA」と書かれた、サイズ違いの小さなサムライブルーはともに、エースナンバー「10」。2人の遺影の上に飾られた。

 小学5年の遥大君は、1年生のころから地元のサッカークラブに通い、昨年は母朋美さん(37)が見守る中、初ゴールを決めた。都翔ちゃんはクラブにお迎えに行くのが日常だった。

 父の学さん(39)は「ありがたいが、2人が元気なら巡ってこない機会だったと思うと複雑」と話し、朋美さんは「都翔が着たら、ボールを蹴るまねをして『チュー(シュート)』とはしゃいだだろうな」と切ない笑顔を遺影に向けた。

 サッカー少年の悲報を知った大仁邦弥会長がユニホーム贈呈を決め、広島県サッカー協会幹部が17日に手渡したという。

 8月20日未明、豪雨のため自宅裏の崖が崩れ、兄弟は1階に流れ込んだ土砂で生き埋めとなった。

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2014年9月18日のニュース