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香川 ドルト復帰即弾に地元紙大騒ぎ!祭りだ「KAGALA」

[ 2014年9月15日 05:41 ]

マンチェスター・Uからの復帰後初戦となるフライブルク戦を終え、スタンドの声援に応えるドルトムントの香川

ブンデスリーガ第3節

 香川のゴールがドイツ中を熱狂させた。マンチェスターUからドルトムントに復帰したMF香川真司(25)は13日のホーム・フライブルク戦で移籍後初出場し、いきなり移籍後初ゴールを挙げて3―1の勝利に貢献した。鮮やかすぎるドイツ再デビューを、14日付のビルト紙が「香川祭り」と見出しを掲げるなど地元メディアは大きく報道した。

 まるでドイツ中が香川の復帰を歓迎しているようだった。14日付のドイツ各紙には「KAGAWA」の文字が躍った。

 ビルト紙はドイツ語で「祭り」を意味する「GALA」を使い「KAGALA(香川祭り)」と見出しを掲げた。「ドルトムントに狂喜乱舞が起きた。香川は854日ぶりにドルトムントに戻り1ゴールを挙げ、もう1つのゴールをお膳立てした。ロイスの代わりに先発し魔法をかけた」と称賛。両チームで唯一、最高点の「1」を付けた。

 ベルト紙は、試合前にスタジアムDJの「カガワ」というコールに合わせて観客が「シンジ!」と声を上げたシーンに触れ「香川はここでは熱く、深く愛されている。だからファンは執ように(復帰を)求めた」と根強い人気を再確認した。

 英紙デーリー・エクスプレス(電子版)では「マンチェスターUでの悪夢を完全払しょくした」と報道。昨季まで在籍したイングランドのメディアも香川の活躍を取り上げていた。

 確かにフライブルク戦のプレーはメディアの破格の評価にふさわしいものだった。前半34分に先制点の起点となるスルーパス。41分には右からのクロスを右足インサイドで合わせて移籍後初ゴールを決めた。クラブでの公式戦では13年5月19日のプレミアリーグ・ウェストブロミッジ戦以来482日ぶりの得点。香川は「自分の(得点が欲しいという)念が通じたんじゃないかな」と笑い、クロップ監督は「鳥肌が立った」と目を細めた。

 ただ、これはリスタートにすぎない。右太腿にけいれんを起こして後半19分に途中交代した香川は「(次戦も)もちろん出るつもりで頑張る」と話した。16日には欧州CLアーセナル戦。20日には岡崎が所属するマインツとのリーグ戦が控える。10月には日本代表の親善試合もある。一夜限りの祭りで終わらせるつもりはない。

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