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流れは俺でしょ!皆川「蹴っていい?」PKきっちり決めた

[ 2014年8月31日 05:30 ]

<徳島・広島>前半31分、PKを決め祝福される広島・皆川(中央)

J1第22節 広島1―0徳島

(8月30日 鳴門大塚)
 サプライズ枠で終わるつもりはない。広島の皆川は前半32分、味方が獲得したPKのキッカーに自ら名乗りを上げると、相手GKの動きを見極めてゴール右隅に決勝点を流し込んだ。

 「きょうの流れは俺でしょう、と。結果を残したかったし“蹴りにいっていいですか”と言ったら、みんなが“プレッシャーに絶対に負けるな”と言ってくれた」とストライカーらしい貪欲さを見せた。

 28日の代表発表で招集された際には周囲も本人も驚きを隠せなかった。W杯中断後から出場機会を得て7試合2得点。先発したのも前節のC大阪戦が初めてだった。

 当初は露骨に不安をのぞかせていたルーキーだったが、現役時代にオフトジャパンで中盤を支えた森保監督から「おまえができることを監督が評価してくれたのだから、それを見せつけろ」と背中を押され、自身も「チームでも代表でも下手クソな方。何が通用するのか考えた」と冷静に分析。この日はプレーへの整理がつき、得点だけでなく、1タッチプレーを多用して正確なポストプレーを披露。1メートル86の長身を利した空中戦でも存在感を示した。「インパクトを残して帰ってくることが、広島代表としての使命」と目をぎらつかせた。

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