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岡崎 2年連続開幕弾!奥寺に並んだ!ブンデス日本人最多26G

[ 2014年8月25日 05:30 ]

<パーダーボルン・マインツ>ゴールを決めてチームメートから祝福を受ける岡崎(左から2人目)(AP)

ブンデスリーガ第1節 マインツ2―2パーダーボルン

(8月24日)
 マインツのFW岡崎慎司(28)が2年連続の開幕弾を飾った。敵地パーダーボルン戦で1トップとしてフル出場し、前半33分に右足で先制ゴール。ブンデスリーガ通算26点目で元日本代表FW奥寺康彦氏(62)の持つ日本人最多得点記録に並び、後半ロスタイムには同点に追い付くPKも獲得した。9月に行われる親善試合(5日・ウルグアイ戦、9日・ベネズエラ戦)の日本代表メンバー選出も確実で、アギーレジャパンでもエースとしての期待が高まる。
【岡崎の日程と成績】

 落ち着いていた。MFガイスのFKをGKがはじき、ボールはゴール前に詰めていた岡崎のところへ。上半身のフェイントでブロックに飛び込んできたDFをかわすと、無人のエリアに右足インサイドでシュート。「ボールが跳ね返って自分のところに来た。ラッキーでした」と笑ったが、ゴール前での自信が生み出した得点だった。

 昨季、欧州主要リーグでの日本人最多得点を更新するシーズン15得点。「今季はほぼ全部、自分の得点に期待が懸かってくると思う」と語っており、今季はエースとしての自覚を強めた。15日のドイツ杯1回戦、3部ケムニツァー戦でも1ゴール。「まだチームとしては戦い方を探っている段階。難しいところ」とはいえ、岡崎自身は2戦連発で好調を印象付けた。

 開幕弾は個人としても記録ずくめの偉業となった。リーグ通算26点目は奥寺氏に並ぶ日本人歴代1位。97試合目での到達は最速だ。さらに開幕ゴールは11年にもマークしており通算3度目。本田(ACミラン)と森本(J2千葉)の2度を抜いて単独トップに躍り出た。後半ロスタイムには反則を受けてPKを獲得し、同点につなげた。FWの仕事を果たした。

 W杯ブラジル大会では3試合1得点。ザックジャパン時は主に右MFで起用されていたが「サイドでは限界を感じた」とアギーレジャパンではストライカーで勝負することを決意している。その4年後のW杯ロシア大会への第一歩となる9月の親善試合にも既に招集レターが届いている。「チームを勝たせるために、どんな時でも得点を取れる選手になる。日本が勝つために得点の取れる位置にいたい」と岡崎は力を込める。エースストライカーの座を確実にするためにも、貪欲にゴールだけを狙い続けていく。

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