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ノヴァコ千金弾!清水 土壇場での逆転劇で4回戦進出

[ 2014年8月21日 05:30 ]

<清水・札幌>後半45分、逆転ゴールを決め喜ぶFWノヴァコヴィッチ(右)

天皇杯3回戦 清水2―1札幌

(8月20日 アイスタ)
 格下相手に苦しみながらも、清水がJ1の面目を保って4回戦へ駒を進めた。大榎監督は「負けたら終わりという後がない状況で、90分で勝ちきれたことは良かった」と振り返った。

 試合前日、大榎監督は「疲れや(体に)張りのある選手は数人代える」と話し、若干のメンバー変更を示唆。その言葉通りJ1仙台戦(16日)から3人先発を入れ替え、DFヤコヴィッチ、MF高木善、MF石毛がスタメンに名を連ねた。

 相手の札幌については「結構チャンスをつくっているが、最後のところが決まっていない」と印象を述べ「J2だからといって力の差はそんなにない」と気を引き締めていた。「できれば90分間で(勝負を)決めたい」としながらも、PK戦に突入した場合を想定してPK練習も行い、万全の状態で臨んだ。

 だが、試合は思わぬ苦戦を強いられた。序盤から圧倒的にボールを支配するも、シュートまで持ち込めない。嫌な流れのまま迎えた前半27分、札幌FW都倉に左CKを頭で決められ失点。1点を追う展開となったが、同41分、FW高木俊のパスを受けたFW大前が相手GKをかわして右足で同点ゴール。公式戦2戦連発で、前半を1―1で折り返した。

 後半は高木俊に代えてMF村田、右肩を負傷したMF高木善に代えてFWノヴァコヴィッチを投入。一気に逆転を試みたが、なかなか決定機につながらない。それでも同45分、縦パスを受けたノヴァコヴィッチがDFをかわして右足を振り抜き、値千金の逆転弾。すがる相手を振り切り、中2日で迎えるJ1鹿島戦(23日)へ弾みをつけた。

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2014年8月21日のニュース