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浦和 存続危機の群馬にジャイキリ食らう 「恥さらし」痛烈ヤジも

[ 2014年8月21日 05:30 ]

群馬に敗れ、ガックリと引き揚げるGK西川ら浦和イレブン

天皇杯3回戦 浦和1―2群馬

(8月20日 駒場)
 クラブ存続の危機と向き合うJ2・18位の群馬に、J1首位の浦和が屈した。前半39分にFW李のPKで先制したが、後半にカウンターから2失点。よもやの逆転負けで2年連続の3回戦敗退となった。

 歓喜に沸く相手の応援スタンドとは対照的に、浦和の選手には「恥さらし!」など厳しいヤジが飛んだ。GK西川は「サポーターに悔しい思いをさせてしまった」と落胆。視察に訪れた日本代表のモラス・フィジカルコーチにとっても見るべきものは少なかった。

 一方、今年度中に単年度赤字と債務超過を解消しなければリーグ参加資格を剥奪される群馬にとっては希望を照らす勝利。秋葉監督が浦和のデータを徹底的に分析し、募金活動もこなす選手が発奮した。途中出場で同点弾を決めたMF青木孝は「J1首位に勝つのは個人としてもチームとしても大きい。ファンが増えてくれるとうれしい」と金星効果を期待した。

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2014年8月21日のニュース