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清水・高木善 信頼回復へ勝負の一戦「後先考えず自分のプレーを」

[ 2014年8月20日 08:18 ]

先発が濃厚な札幌戦で活躍を誓う高木善

 清水は20日、ホームで天皇杯3回戦のJ2札幌戦に臨む。MF高木善朗(21)が公式戦約5カ月ぶりに先発することが濃厚。J1仙台戦(16日)で受けた退場処分により、同鹿島戦(23日)が出場停止となる悔しさをぶつけ、チームの勝利に貢献する。

 今は目の前の一戦に集中するのみだ。チームはこの日、ミーティングで札幌の映像を確認した後、約1時間半非公開で調整。練習を終えた高木善は、3月19日のナビスコ杯仙台戦以来の先発に向けて決意を口にした。

 「前の試合は迷惑を掛けたので、ここでしっかり勝って(鹿島戦へ)チームに勢いをつけたい」

 16日の仙台戦では、後半20分からMF河井に代わってトップ下で出場。だが、同37分に遅延行為で今季初警告を受けると、後半42分には審判への異議で2度目の警告を受け、退場処分でピッチを後にした。チームは2―3で敗れ、自身は結果を出せないまま次節の出場停止が決定。背番号23にとっては踏んだり蹴ったりの一戦だった。

 それだけに、中3日で迎える札幌戦は信頼回復を目指す一戦となる。「先発だったら、後先考えずに自分のプレーを全力でできるようにしたい。最後のゴール前での仕事ができるかどうかが、個人的にも勝負だと思っている」。兄のFW高木俊と移籍後初のアベック弾を決めた2回戦・びわこ成蹊スポーツ大戦(7月12日)に続く天皇杯2戦連発で、存在を知らしめるつもりだ。

 清水は既にナビスコ杯予選リーグで敗退しているため、今季タイトル獲得のチャンスはリーグ戦と天皇杯の2つだけだ。「カップ戦はしっかり勝っておきたい。自分もしっかり結果を残せれば」。持ち味を出して勝利に貢献し、3日後の鹿島戦へバトンをつなぐ。

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2014年8月20日のニュース