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MLSスカウト担当がJ2視察 日本人選手獲得本格化

[ 2014年8月18日 05:33 ]

 米メジャーリーグサッカー(MLS)のスカウト担当が17日、J2の東京V―水戸戦を視察した。16日には等々力で行われた川崎F―C大阪戦に足を運んでおり、日本人選手の獲得に本腰を入れている。関係者によると、今後も複数クラブの強化担当者が来日して、Jリーグを視察する方向で調整を進めているという。

 今季MLSでプレーする日本人はMF小林大悟(ニューイングランド)、DF木村光佑(ニューヨーク・レッドブルズ)とDF加地亮(チバスUSA)の3人。特別指定の2選手を除く選手の総年俸が310万ドル(約3億1700万円)、1人当たりの最大年俸が38万7500ドル(約3900万円)に設定するサラリーキャップ制の影響もあり、Jリーグからの移籍が活発化していない現状がある。

 一方でMLSは元フランス代表FWアンリ(ニューヨーク・レッドブルズ)ら大物の加入でレベルは右肩上がり。欧州クラブの強化担当者も頻繁に視察に訪れている。現在は100人以上の米国人が欧州でプレーしており、欧州移籍へのステップにはうってつけのリーグ。今後はJリーグから有望選手が米国に渡る選択肢も増えそうだ。

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2014年8月18日のニュース