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浦和 なでしこL最終戦黒星でV逃す…猶本号泣、判定にも泣く

[ 2014年8月18日 05:30 ]

<なでしこリーグ 浦和・INAC>優勝を逃し涙を流す浦和・猶本

なでしこリーグ最終節最終日

(8月17日 浦和駒場)
 浦和はINAC神戸に0―1で破れた。後半7分にINAC神戸のFW増矢理花(18)にゴールを許し、前節首位から3位に転落。前節3位の岡山湯郷が逆転でのレギュラーシリーズ優勝を果たし、30日から上位6チームで争われるエキサイティングシリーズ(上位リーグ)への首位通過と国際女子クラブ選手権出場を決めた。

 手中にあった優勝を逃し、浦和の選手は涙に暮れた。引き分け以上でも首位を守ることができたが、開幕戦で沈めたINAC神戸に土をつけられた。なでしこジャパンのMF猶本は「相手が(先制して)引いた後にゴールを奪うのは難しかった」と目を赤くし、主将のFW後藤も「あらためて優勝という難しさを感じた」と涙をこらえた。

 微妙な判定に泣いた。前半37分、中央で放った後藤のシュートに対し、ペナルティーエリア外に飛び出した相手GK海堀が体を伸ばしてブロック。腕に当たったようにも見え、会場は騒然となった。後半33分にもエリア内で後藤が蹴ったボールが相手DFの手にぶつかったかにも見えた。優勝を決める大一番で微妙な判定が連発し、浦和はリーグに意見書を提出することを決定。吉田監督は「審判の判定に従う。我々に力がなかったということ」と話したが、言外に悔しさをにじませた。

 ▽今季のなでしこリーグ 「レギュラーシリーズ(S)」と「エキサイティングS」に分かれる「スプリット制」を初めて導入。レギュラーS6位までの上位リーグと下位4チームの下位リーグに分かれ、それぞれ2回戦総当たりのリーグ戦を実施。上位リーグに持ち越す勝ち点は1位=6、2位=5、3位=4、4位=3、5位=2、6位=1。下位リーグはレギュラーSで得た勝ち点の3分の1となる。上位リーグ1位が年間優勝。下位リーグの最下位は来季なでしこリーグ2部(新設)に降格。9位はなでしこチャレンジリーグ2位と入れ替え戦を戦う。

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2014年8月18日のニュース