香川ベンチ入りも出番なし　マンＵ４２季ぶりホーム開幕戦黒星

試合後、出番のなかったマンチェスターＵの香川は厳しい表情で引き揚げる（ＡＰ）

プレミアリーグ第１節 マンチェスターＵ１―２スウォンジー

（8月16日）
　１４～１５年シーズンのプレミアリーグが１６日に開幕した。マンチェスターＵの日本代表ＭＦ香川真司（２５）はホームのスウォンジー戦でベンチ入りしたものの出番なし。試合は１―２で敗れ、初陣を飾れなかったファンハール新監督は「ファン、選手、私にとっても残念な結果」と語った。

　ベンチの香川に、最後まで新指揮官から声は掛からなかった。後半１０分すぎからアップはしたが、同２２分に最後の交代枠で出場したのは“戦力外”と報じられているＭＦフェライニ。トップ下でポジションを争うＭＦマタはフル出場し、後半８分に左ＣＫを蹴って一時同点に追いつくＦＷルーニーの得点を演出した。

　復活を期す名門は４２季ぶりにホーム開幕戦で敗れる屈辱を喫したが、香川の状況も厳しい。ケガや調整の遅れでＦＷファンペルシー、ＦＷウェルベック、ＭＦバレンシア、ＭＦキャリックらが大量離脱している中でも出番なし。今後、主力が復帰した場合はベンチから外れる危険性もある。「新しい監督の下で、自分がやれることにチャレンジしていきたい」と話していた香川は、２４日の次節サンダーランド戦で初出場を目指す。