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宇佐美 徹底マークに苦しみシュート2本…G大阪6連勝ならず

[ 2014年8月17日 05:30 ]

<G大阪・名古屋>前半、ダニルソン(左)に倒される宇佐美

J1第20節 G大阪0―1名古屋

(8月16日 万博)
 真夏の快進撃が止まった。リーグ再開後は負けなしだったG大阪が名古屋に0―1の敗戦。6試合ぶりとなる完封負けを喫し、06年以来8年ぶりの6連勝を逃した。

 エースFW宇佐美も不発に終わった。徹底マークに遭い、前半はシュート0本。後半もわずか2本に抑えられ、「後ろが我慢してくれていたんで、どこかで前が点を取っていれば…。守備陣に応えられなかった」と敗戦の責任を背負い込んだ。

 武器であるドリブル突破を何度も試みるも、素早い寄せに苦しんだ。対面する相手DFを突破しても、背後からプレスバックしてきた選手に止められた。「後ろからというのを狙われていたのかな。バイタルエリアで仕掛けるより、相手の最終ラインで勝負するポジショニングを取れば良かった。試合中でも微調整しないといけなかった」と反省の弁が口をついた。

 日本代表のアギーレ監督が来日後、初の実戦。日本サッカー協会の原専務理事が視察に訪れた中で、強烈なインパクトは残せなかった。ただ、終了間際に自陣ペナルティーエリアまで下がってピンチの芽を摘むなど、成長の一端は見せた。「代表のことを考えてプレッシャーになっても良くない。今回選ばれないとしても時間はあるし、いつも通りのプレーでアピールしていきたい」。今月下旬のメンバー発表までの2週間での巻き返しを誓って前を向いた。

 20日には天皇杯の徳島戦、23日には次節の甲府戦が控える。「我慢強く戦えていたし、悲観するものでもない。また次から勝って行けばいい」。連勝ストップの悔しさをバネに、G大阪がエースとともに再スタートを切る。

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