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監督交代ショックいえず…鳥栖連敗で首位陥落「精神面が大きい」

[ 2014年8月17日 05:30 ]

<鳥栖・FC東京>FC東京に敗れ、ガックリ引き揚げる豊田

J1第20節 鳥栖0―2FC東京

(8月16日 ベアスタ)
 鳥栖は3月23日の4節・新潟戦以来、146日ぶりの連敗。それでも詰めかけた多くのサポーターは試合を終えた選手に温かい拍手を送った。吉田恵監督(41)は「攻撃の面で修正できたところもあった。次につながる敗戦だと考えている」と話したが、チームは3位に後退。新指揮官にとっては苦々しいホーム初陣となった。

 ここまで今季総得点23点中11点を前後半の15分までに挙げていたFC東京に対し、吉田監督は試合前、ハーフタイムといずれも「立ち上がりに注意しよう」と呼び掛けた。だが、前半5分にディフェンスラインのスペースを突かれ、MF米本に先制点を奪われると、後半7分にはGK林が弾いたボールをFW渡辺に押し込まれ、10試合ぶりの複数失点。いずれも注意を呼び掛けた時間帯での皮肉な失点だった。

 7日付で尹晶煥(ユンジョンファン)前監督が電撃解任され、首位を走るチームを襲った“お家騒動”の余波は、選手にも影響を与えている。林は「ハードワークはしているけど、結果につながらないのは、精神面が大きい。試合前のちょっとした変化みたいなものが、チームのばらつきにつながっている。でも改善できるものだと思うし、修正したい」と前を向いた。次節は23日にアウェーで17位と降格圏に苦しむ大宮と対戦する。苦境を乗り切り、優勝戦線に踏みとどまれるか。真価が問われる一戦となる。

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2014年8月17日のニュース