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アギーレ日本代表監督が就任会見「将来性のある選手」が選考基準

[ 2014年8月11日 18:11 ]

来日した日本代表のアギーレ監督

 サッカーの日本代表監督に就任したハビエル・アギーレ氏(55)が11日、羽田空港着の航空機で来日。夕方に東京都内で就任会見を行った。

 日本サッカー協会の大仁邦弥会長、原博実専務理事とともに登壇したアギーレ新監督はブルーのネクタイ姿で登場。「今回、声をかけてもらえてうれしく思い、光栄に思っている」と語った。

 ブラジルW杯ではグループリーグ敗退に終わった日本代表について「過去についてコメンとするのは好きではない。前監督の内容にコメントすれば誤解を招くこともあるので」と言及は避けたが、「競い合う切磋琢磨するチームを作りたい」とし、日本代表のチームに求めることは「たくさん走る、いいプレーをする、そして勝つとシンプル」と語り、選考基準として「とにかく将来性のある選手。常に国を代表している、背負っているということを常に認識している選手。チームプレーができて試合に貢献できる選手を選びたい」と明かした。

 今後は「2018年のワールドカップロシア大会はぜひ出場したい」と抱負を語り「五輪代表など、ユース世代の選手の育成にも関心がある」とした。

 アギーレ監督は監督としては2002年日韓大会と10年南アフリカ大会でメキシコをベスト16に導いた実績があるが、日本チームに関しては「ボールのハンドリングなど、メキシコのチームに似ている。守備を固めて勝利を目指したい」とし、システムについては「ベースは4―3―3と考えている」としながらも、「フレキシブルに、試合の展開によって変えていきたい」と柔軟性も見せていた。

 また、世界のトップチームと日本との違いを聞かれると「世界のトップチームはブラジル、ドイツ、スペイン、イングランド、イタリアなど4、5カ国だと思う。それはタイトルを取ったことのある国。力があってもタイトルを取れていない国もある。違いはそれだけだと思っている」と日本も力的には劣っていないという認識を示した。

 アギーレ新監督が最初に指揮を執るのは、9月5日の札幌ドームでのウルグアイ代表戦で、次いで、同9日には日産スタジアムでベネズエラ代表と対戦する。 「時間は足りないが、やる気は満々。できるだけやって臨みたいと思う」と意欲を見せ「1月にあるアジア杯、それを見極めながら選手を選んでいきたい」と、まずは最初のタイトルに意欲を見せていた。

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2014年8月11日のニュース