鳥栖　尹晶煥監督は「解任」　クラブ側　十分な説明なく「苦渋の決断」

鳥栖の監督を解任された尹晶煥氏

　Ｊ１鳥栖は８日、尹晶煥監督（４１）の異例の契約解除について鳥栖市内で会見し、クラブ側による「解任」であることを明らかにした。

　「チームが一丸となって戦っていくための苦渋の決断」と説明したが、明確な理由は明かされないままだった。今季の残り試合は、吉田恵コーチ（４１）が昇格し、指揮を執る。

　永井隆幸強化部長は、戦術面や補強方針をめぐる対立や来季契約の交渉決裂などを否定。チームは第１８節終了時点で、１２勝１分け５敗と首位を走りながらも、監督の選手起用に問題があったとし「出ている選手は問題ないが、出ていない選手もいる。そこの導き方。今は首位だけれども、何かあった時順位が維持できるかということ」と問題点を挙げた。Ｗ杯ブラジル大会期間中から約１０回話し合ってきたが、双方の妥協点は見いだせなかったという。