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広島 U―21代表DF吉野がJ2東京Vから復帰 チーム合流は初めて

[ 2014年8月6日 12:36 ]

 J1広島は6日、J2東京Vに期限付き移籍していたU―21日本代表DF吉野恭平(19)がチームに復帰することが決定したと発表した。背番号は38。8月7日の練習からチームに合流する。

 宮城県仙台市出身で、ボランチとセンターバックをこなす吉野は、故郷から東京Vユースに単身で“サッカー留学”し、昨季トップチームに昇格したばかり。U―21日本代表メンバーとして出場した今年1月のU―22アジア選手権(オマーン)では4試合中3試合にフル出場し、前日5日に発表されたU―21日本代表候補合宿(11日から、福岡)メンバーにも選出されている。

 今年2月、深刻な経営難が続く東京Vが移籍金2000万円(推定)との“交換”で広島に完全移籍させたが、今季は育成型期限付き移籍の形で引き続き東京Vでプレーしていたため、広島に合流するのは初めて。今季は、U―21日本代表の手倉森誠監督が視察した3月16日のJ2第3節・千葉戦(味スタ)でプロ初ゴールを決めるなど東京Vで14試合1得点の数字を残していたが、環境など総合的な判断から当初予定していた今季終了までの期限を待たず、いち早く広島でプレーすることになった。

 吉野は広島を通じ、「ヴェルディから加入することになりました吉野恭平です。移籍が決まってから半年が経ちましたが、チームに加入することになりました。いち早くサンフレッチェ広島の力になれるように頑張りますので、応援をよろしくお願いします」とコメント。

 東京Vを通じては、「シーズンの途中ですが、サンフレッチェ広島に加入することになりました。ユースからお世話になったヴェルディの力になることができずに移籍するのは非常に残念ですが、この悔しさをサンフレッチェ広島で晴らせるように頑張ってきます。これからもヴェルディへの熱い声援をお願いします」と談話を発表している。

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2014年8月6日のニュース