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16歳でプロ契約“京都の至宝”宮吉がJ2最下位の富山に期限付き移籍

[ 2014年8月6日 10:54 ]

 J2富山は6日、J2京都からFW宮吉拓実(21)が期限付き移籍で加入することになったと発表した。移籍期間は2014年8月6日から2015年1月31日まで。背番号は38に決まった。なお、宮吉は京都と対戦するすべての公式試合に出場できない。

 滋賀県出身で、京都の下部組織で育った宮吉は、08年にクラブ史上最年少の16歳でプロ契約を交わし、同年当時J1だった京都でJリーグデビュー。これまでJ1で18試合3得点、J2で88試合21得点の成績を残しており、移籍は初めて。09年にはFW宇佐美貴史(G大阪)、FW宮市亮(アーセナル)らとともにU―17ワールドカップ(W杯)に出場している“プラチナ世代”の1人で、“京都の至宝”の異名も持つが、今季は4試合0得点と出場機会に恵まれていなかった。

 富山を通じ、「このたび京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入することになりました宮吉拓実です。チームの勝利に貢献し、自分自身もレベルアップできるよう、全力で頑張りたいと思います。応援をよろしくお願いします」とコメント。

 京都を通じては、「このたび、カターレ富山へ期限付き移籍することになりました。ジュニアユース在籍時代からお世話になってきたサンガを離れることに寂しさも感じていますが、サッカー選手として、人間としてさらに成長するため、今回の決断に至りました。富山で精一杯頑張ってきたいと思います。これからも引き続き応援宜しくお願いいたします」と談話を発表している。

 富山は第25節終了時点で2勝3分け20敗、勝ち点9の最下位に低迷しており、J3降格危機に直面。特に25試合でJ2最少の13得点と得点力不足が深刻となっている。宮吉の加入がJ2残留への起爆剤となるか、注目される。

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2014年8月6日のニュース