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新システムが逆風…香川現状はトップ下2番手

[ 2014年8月6日 05:30 ]

リバプール戦での戦況を見つめるマンチャスターUのファンハール新監督(AP)

ギネス杯決勝 マンチェスター・ユナイテッド3―1リバプール

(8月4日)
 マンチェスター・ユナイテッドのファンハール新監督は現状のメンバー構成について「壊れている。バランスが悪い」と表現し、再編を進めようとしている。特に問題視しているのは香川が本職としているトップ下(10番)で「10番が4人いる」と指摘。香川を米国遠征で当初、ボランチで起用したのは“過剰人員”の再配置試験といえる。

 ギネス杯での起用を見ると、トップ下の1番手はスペイン代表マタで、香川は控えといえるが、今後は19歳のベルギー代表ヤヌザイがケガから復帰する。昨年18歳でプロデビューした逸材は、昨季リーグ戦27試合4得点と香川(18試合無得点)よりも活躍。新指揮官がヤヌザイを評価すれば、香川はトップ下の序列で3番手となる。ヤヌザイの復帰までに確たる評価をつかむ必要がある。

 また、システム変更も香川にとっては逆風だ。昨季は主に4―2―3―1で左MFでも出場。しかし今季の3―4―1―2ではサイドがウイングバックとなり、役割がサイドバックに近いため香川には合わない。

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2014年8月6日のニュース