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蛍の奮起期待 降格圏のセレッソ指揮官「ピッチの中で引っ張れ」

[ 2014年8月4日 05:30 ]

 C大阪のペッツァイオリ監督が3日、日本代表MF山口に主将としてのさらなる奮起を促した。前日(2日)の新潟戦に敗れ、チームは7試合連続未勝利でついにJ1降格圏の16位に転落。前半からミスが続きピッチ内の選手たちが混乱していたこともあり、この日のランニングで山口と併走しながら「チームを引っ張る選手に何が必要か」を語りかけた。

 「チームがうまくいっていないときにシグナルを出さないといけない。ピッチの中でチームを引っ張ってほしい」と指揮官。ドイツ出身とあって、同国代表の主将たちの凄さを間近で見てきた。「カーンはセンターバックの肩を揺すって喚起する。ザマーはプレーで喚起する。いろんなタイプがいるけど、形で姿勢を示すことも時には必要だ」と続けた。

 中盤で不動の地位を築く背番号6だが、主将としては1年目。リーダーとしてスケールアップすることが、チームを浮上させるひとつのカギにもなってくる。次戦は9日のFC東京戦(長居)。山口を中心に、苦しい流れをホームで止める。

 ≪今夏補強を歓迎≫今夏の緊急補強をペッツァイオリ監督が歓迎した。現存の選手たちへ信頼を寄せながらも「(中断期間に)健勇(杉本)、龍(永井)は負傷もあった。フォルランもW杯明けで、まだいい状態で準備はできていない」と言及。「いい選手がいれば獲りたいという思いはある」と語った。新潟で出番を失っているFW川又の獲得に向けて動き出しており、すでに調査を開始。外国人選手獲得について勝矢強化部長は「検討中です」と説明した。

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2014年8月4日のニュース