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アギーレJ 中南米4連戦!「世界は驚く」5バック導入も

[ 2014年8月1日 05:30 ]

メキシコ紙のインタビューで、秋に中南米と4連戦を行うことを明かしたアギーレ新監督(ゲッティ)

 日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が30日付のメキシコ紙エストのインタビューに応じ、9、10月に中南米と4連戦を行うことを明かした。既に発表済みの初陣ウルグアイ戦(9月5日)、ベネズエラ戦(同9日)に加え、ホンジュラス(10月10日)、ブラジル(同14日)との対戦も明言。母国メキシコ代表を2度率いた指揮官が実力を熟知する相手がそろい、日本の現在値を把握するための絶好のマッチメークとなった。

 メキシコの主要スポーツ紙エストのインタビューで、日本代表のアギーレ新監督は「我々は既にベネズエラ、ウルグアイ、ブラジル、ホンジュラスと9、10月に試合を行うことを決めた」と明かした。

 02年日韓大会、10年南アフリカ大会で母国メキシコ代表を率いた経験を持つ指揮官にとって、中南米諸国は特徴や実力を熟知する相手。日本協会は当初、10月は韓国、ブラジルと対戦する方向で調整していたが、韓国がホンジュラスに変更となった格好だ。来年1月のアジア杯オーストラリア大会に向け、まずは日本の現在値を知る作業を行うことになる。

 アギーレ監督は「誰も5バックでプレーしていない。5バックでプレーすることで世界は驚くだろう」と5バックを導入する可能性も示唆。「攻撃的な戦術は私が得意とするところではないし私の限界と能力は認識している」と攻撃面の指導は得意でないことを明かした上で「日本には攻撃的な変化を与えたい。スチュアート(ゲリング)は試合の流れと攻撃的な戦い方を扱うのがうまい」と参謀となる英国人のゲリング・コーチとともに攻撃的チームをつくるプランを口にした。

 同紙によると、アギーレ新監督は現在米カリフォルニア州サンディエゴに滞在。今後はメキシコ、マドリードに行き、11日に日本に向けて出発するという。既に分析も開始しており「日本人は身体的にメキシコと似ている。ザッケローニのチームは戦術的で規律があり、能力があった」と評価。「自分が間違っていたら最初に認めるのは自分自身だ。批判も受け入れる」との覚悟も示した。

 百戦錬磨の指揮官だが、アジアでの采配は未知の世界。今後のチームづくりの方針を固める上でも、中南米4連戦は重要な意味を持つ。

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2014年8月1日のニュース