松本山雅　２位ガッチリ！喜山同点弾、サビア決勝ゴール

＜松本山雅・熊本＞前半４４分、喜山が同点ゴールを決める

Ｊ２第２４節 松本２－１熊本

（7月30日 松本）
　２位の松本山雅は１７位の熊本を２―１で下し、２試合ぶりの白星。勝ち点を５０に伸ばし、Ｊ１自動昇格圏内の２位をがっちりとキープした。前半４１分に先制を許したものの、４４分にＭＦ喜山の１２試合ぶりゴールで追いつくと、ロスタイムの４６分にＦＷサビアが決めて勝ち越し。後半は追加点こそ奪えなかったがそのまま逃げ切った。

　電光石火の逆転劇。自慢の飛び道具が威力を発揮した。先制を許した直後の４４分。左サイドからＭＦ岩上が相手ゴール前へロングスロー。一度は相手ＤＦにはね返されたもののＤＦ田中がこぼれ球を拾い、フリーの喜山へとつなぐ。背番号１１はわずかに空いたシュートコースを見逃さず、豪快に右足を振り抜き、ネットを揺らした。

　さらに４６分。今度は右サイドからＭＦ岩上が再びロングスロー。これをニアのサビアが頭で合わせ、あっさり試合をひっくり返した。実に１３試合ぶりとなる今季３点目にブラジル人助っ人は「なかなかこれまで結果を出せなかったが、いつも支えてくれたサポーターに恩返しのゴールをささげたかった」と、喜びを爆発させた。

　反町監督は「失点で目が覚めて前へ行く意識が強くなった。前半のうちに逆転できて良かった」と評価し、「次も勝ち点３を取って松本に帰ってきたい」と、次戦のアウェー磐田戦を見据えた。