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香川 ボランチで“ボロボロ”…不慣れ位置でアピール失敗

[ 2014年7月25日 05:30 ]

ロサンゼルスとの親善試合でシュートを放つ香川(左)(AP)

プレシーズンマッチ マンチェスターU7―0ロサンゼルス

(7月23日 米カリフォルニア州)
 マンチェスターUの日本代表FW香川真司(25)がまさかのボランチ起用で持ち味を失った。遠征先の米国で23日にMLSロサンゼルスと今季初のプレシーズンマッチを行い、後半開始から出場した香川は不慣れなポジションで不発。新首脳陣へのアピールに失敗した。

 3―4―3の2ボランチの一角で出場した香川は後半21分に中央でヤングからパスをフリーで受けたが、シュートを狙うべき絶好機でパスを戻した。再びボールが回ってくると、今度は右足でトラップミス。37分には左の敵陣深くで唯一のシュートが枠を外した。香川は「どんなポジションであれ、結果を残すことを意識している。MFなので守備を求められているので、そういうことを意識した」と振り返った。

 ファンハール新監督は米国遠征で戦力再編の意向。新加入の元U―23スペイン代表のエレーラはトップ下に入った後半に高精度のパスで4点に絡んだ。指揮官は「新しいシステムで7―0の結果。自信が付いた」と香川を構想に入れていないかのような口ぶりだった。

 「一試合一試合が勝負。一つの練習から意識してやりたい」。屈辱のW杯後の初陣から香川に新たな試練が用意された。

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