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アギーレ監督就任 教訓生かし早期決着、前回も候補で関係継続

[ 2014年7月24日 20:59 ]

 ザッケローニ監督誕生まで紆余曲折があった4年前に比べ、今回の代表監督人事は早期決着した。交渉に当たった日本サッカー協会の原専務理事は「時間的にはうまくいった方」と評価した。

 日本協会は前回のW杯南アフリカ大会後、初めて代表監督選びで旧知の人脈に頼らず、各国の代表やクラブとの国際的な競争の中で候補者を探した。監督決定は8月末にずれ込み、9月の国際親善試合は原専務理事が監督代行を務める事態となった。

 今回はその教訓を生かした。原専務理事によると合意は22日。前回よりも1カ月以上も早くまとまった。原専務理事は「(来年1月の)アジア・カップまであまり(時間が)ない。前回みたいに指揮を執れないのは避けたかった」と説明する。実は4年前にもアギーレ氏とは監督候補として交渉を持っていた。直接連絡を取れる関係を築いていたこともスムーズな決定につながった。

 新監督が決定し、原専務理事は兼任していた強化担当技術委員長の職を退く。監督選任の責任者が現場から離れることに疑問の声もあるが、原専務理事は近く決まる新技術委員長に「しっかりと引き継ぐ」と強調した。

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2014年7月24日のニュース