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J2京都 不慮の事故で亡くなったサポーター悼み、試合で喪章着用へ

[ 2014年7月24日 10:44 ]

 J2京都が、若くして命を落としたサポーターの死を悼み、26日のJ2第23節・福岡戦(西京極)において、選手、チームスタッフ、フロントスタッフが喪章を付けて試合に臨むことになった。キックオフ前には、Jリーグ、対戦相手・福岡の協力も得て、黙とうも故人に捧げるという。

 亡くなったのは、チームの熱烈なサポーターだった男子大学生(22)。7月13日に鳥取県のとりぎんバードスタジアムで行われた第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦・ガイナーレ鳥取戦の応援のため、スタジアムへ向かう途中に交通事故で命を落とし、3人が重軽傷を負った。車に乗っていた5人はいずれもチームのサポーターで、亡くなった男子大学生は後部座席に乗っていた。

 悲報を受けたクラブは、翌14日に「クラブを愛する、若いサポーターの尊い命が失われたという悲報を受け、選手、チームスタッフ、フロントスタッフ一同、心を痛めております。お亡くなりになられた方のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。また、怪我をされました方々の一日も早い回復を願っております」と声明を発表。

 元日本代表MF山瀬功治(32)が自身のブログに「これからも彼の存在を身近に感じながら全力で共に戦い続ける事を誓います。どうか天国から京都サンガFCを見守っていて下さい」とつづるなど、一時は応援のコールリーダーも務めていたという男子大学生の死を悼んでいた。

 OB選手や関係者の死去などに際してJリーグの選手、スタッフらが喪章を着用することは過去にもあったが、サポーターの死で喪章を着用することは異例。それだけクラブ関係者や選手が受けたショックの大きさがうかがわれる。

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2014年7月24日のニュース