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パトリック移籍初ゴール!G大阪 今季最多4発で連勝

[ 2014年7月24日 05:30 ]

<G大阪・清水>前半、シュートを放つG大阪・パトリック(左)

J1第16節 G大阪4―0清水

(7月23日 万博)
 逆襲の夏だ!G大阪が今季最多4得点で清水に快勝、リーグ再開後2連勝で11位に浮上した。新加入のパトリック(26)が初ゴールを決めるなど1得点1アシストと活躍した。
【試合結果 順位表】

 「攻撃のガンバ」が、高らかに復活ののろしを上げた。先発デビューとなった新外国人FWパトリックの1ゴール1アシストの活躍などで、清水に4―0で快勝。今季チーム最多得点でリーグ再開後2連勝を飾り、11位に浮上した。

 巻き返しへ、強力な武器が加わった。MF倉田の出場停止でスタメン起用されたパトリックが2点リードの後半11分、DF米倉のクロスをダイビングヘッドで合わせて初ゴール。途中出場でデビューした甲府戦の19日が3歳の誕生日だった愛息・フェリペ君からおねだりされていたゴールを決め「前回で決めたかったけど、取れて安心した」と4日遅れのバースデープレゼントに笑顔を見せた。

 1―0の前半9分にはMF大森のゴールをアシスト。前線で起点になるだけでなく、持ち味のスピードで再三、相手DFの裏に飛び出し好機をつくった。得点力アップを目指し、W杯の中断期間中からチームとして取り組んでいる「縦に速い攻撃」を体現。2トップを組むFW宇佐美も「推進力を出してくれた。やりやすかった」と称えた。

 昨季はJ1川崎Fと甲府でプレーしたブラジル人ストライカー。来日から3週間でも日本サッカーへの適応は早かった。生活や文化の違いに戸惑うこともなく、鮭や明太子のおにぎり、うどんを愛する親日家。マジメな性格で、真摯に練習に取り組んできたことが、新天地での好発進につながった。

 古巣とのリーグ戦初対戦を制した長谷川監督も「やっとガンバらしいサッカーができた」と手応え。勝てば勝率5割ターンとなる27日の次節・神戸戦(ノエスタ)に向け「どれだけやれるか、試金石になる」とカブトを締め直した。守備陣も連続完封。歯車がかみ合ってきた名門が、上位戦線に殴り込む。

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