×

ブラジル、23件の工事がW杯に間に合わず…五輪にも懸念

[ 2014年7月16日 04:51 ]

 15日付のブラジル紙フォリャ・ジ・サンパウロは、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に合わせて12の開催都市で2011年から14年6月に完工予定だった空港などの工事23件が工期に間に合わなかったと伝えた。16年のリオデジャネイロ五輪でも同様の事態が懸念されている。

 うち13件は五輪までには完成する予定だが、10件はいまだに完成時期の見通しがたっていない。

 路面電車や空港、港湾施設などで、工事自体の遅れのほか入札の遅れも原因。間に合わないと判断された場合には、W杯までに終わらせる工事と、その後に行う工事に分けたという。

 リオにある国際空港の旅客ターミナルの改修工事は12年9月の完工予定だったが、一部が終わっただけで、全てが終わる見通しはたっていない。日本戦があった中西部クイアバの路面電車の完成は来年9月の見通し。

 23件の総工費は当初、計88億レアル(約4020億円)だったが、現在は110億レアルに膨れ上がっている。(共同)

続きを表示

2014年7月16日のニュース