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小倉氏予想 南米対決は勢い&コンディションでコロンビアに勝機

[ 2014年7月4日 08:51 ]

コロンビアのMFハメス・ロドリゲス(ゲッティ)

 W杯ブラジル大会は4、5日(日本時間5、6日)の2日間にわたり準々決勝が行われる。欧州4、南米3、中米1チームの8強で争われる4試合のポイントをスポニチ本紙評論家の小倉隆史氏(元日本代表FW)が紹介。ネイマールとハメス・ロドリゲスの「背番号10対決」が注目されるブラジル―コロンビアは、コロンビア有利と予想した。

 コロンビアに波乱を起こすにおいがする。勢いとコンディションからコロンビアに勝機があると思う。試合は「10番」対決で、鍵を握るブラジルのネイマールと、コロンビアのハメス・ロドリゲスがどれだけマークをかいくぐって力を発揮できるか。ハメス・ロドリゲスはウルグアイ戦の2点目のように、流れの中で思い切りよく狙ってくる。大会に入って自信を付けて大きく成長し、エース・ファルカオが欠場した不安を全く感じさせない点も見逃せない。1次リーグは気候のいい会場が多く、第3戦の日本戦で主力を休ませたのも好材料で、攻撃に不安はない。

 ブラジルは決勝トーナメント1回戦でチリと延長の死闘を戦い、疲労がたまっている。ネイマールが足を痛めて完調ではない上に、サポートするオスカルが機能していないなど、厳しい材料が多い。ポゼッションしても、縦に行けないとゴールが奪えないので、狙い通りの攻めがどれだけできるか。南米同士でお互いに手の内も知り尽くしており、試合の入り方が大きく影響すると思う。

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2014年7月4日のニュース