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ザック監督 長谷部らサプライズ見送りに感涙「イエローカードだ」

[ 2014年7月2日 05:30 ]

長谷部(左)、内田(中央)の見送りを受けるザッケローニ監督

 涙で日本に別れを告げた。W杯ブラジル大会をもって退任する日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(61)が1日、羽田空港発の航空機でイタリアに帰国。空港には日本代表主将の長谷部、内田らがサプライズで見送りに訪れ、最後は笑顔で抱擁。「彼らにはイエローカードだ。そこまでやってくれるのが凄くうれしい」とまさかの演出に目を腫らした。

 10年8月から約4年間指揮し、攻撃スタイルで日本が目指すサッカーの方向性を示した。13年コンフェデ杯、今回のW杯では1次リーグ敗退に終わったが、11年アジア杯、13年東アジア杯制覇と実績を残した。「チームスタッフ、選手たちと凄く良い関係がつくれたので寂しい気持ち。自分が与えた以上に大きなものを自分に与えてくれた」と振り返った。

 しばらく休養し、進むべき道を決める。「サッカーへの情熱を失ったわけではない。時間がたったら何かをする可能性もあるし、引退という選択肢もある」。監督業から退く可能性に言及し「(そう考えるほど)このチームは全てだった」としんみり語った。

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