×

アギーレ氏 メキシコ流とW杯経験買っての人選 ザック路線の継続狙う

[ 2014年6月30日 22:14 ]

 日本サッカー協会は30日、日本代表のワールドカップ(W杯)ブラジル大会1次リーグ敗退から間を置かず、後任監督候補をメキシコ出身のハビエル・アギーレ氏(55)に一本化した。

 日本協会にはザッケローニ監督が推し進めた攻撃的なサッカーの継続という方針がある。2002、10年のワールドカップ(W杯)でメキシコを率いてベスト16に進出したアギレ氏の手腕や経験、サッカースタイルは後任の条件に適合すると判断したもようだ。

 今大会を含めメキシコはW杯で6大会連続ベスト16入りを果たした。代表監督選任の責任者である原博実専務理事には、体格に恵まれない日本人にとって、小柄な選手の多いスペインやメキシコのパスをつなぐサッカーが手本になるとの考えがある。

 一昨年のロンドン五輪男子の準決勝で日本がメキシコに敗れた際にも「メキシコは若い年代からいろいろな国際舞台を経験している。参考になる」と、日本がメキシコから学ぶべきものが多いとの認識を示していた。

 2度のW杯で1次リーグ突破の経験があることも大きい。ザッケローニ監督はACミランなどイタリアのビッグクラブでの実績はあったが、代表を率いるのは日本が初めてだった。初のW杯の場で実力を出し切れなかった今大会の反省を踏まえ、後任候補は代表監督の経験を重視した人選となった。

続きを表示

2014年6月30日のニュース