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ロッベン止めた!オチョア 神がかりセーブ連発も散る

[ 2014年6月30日 03:57 ]

オランダ戦も好セーブを連発したメキシコ代表のオチョア(左)(AP)
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W杯決勝トーナメント1回戦 メキシコ1―2オランダ

(6月29日 フォルタレザ)
 今大会最高のパファーマンスを見せたメキシコGKオチョアがオランダの破壊力の前に散った。

 17日のブラジル戦で神がかり的なセーブを連発し一躍脚光を浴びたGKオチョアは、この日も好セーブを連発。後半にFWジョバニ・ドスサントスの今大会初ゴールによって先制すると、次々と襲いかかるオランダ攻撃陣をシャットアウト。DFデフライの放った至近距離からのシュートにも見事に反応。左ポストにも助けられる運も味方につけると、FWロッベンとの絶体絶命の1対1のピンチも、股下を抜けそうなボールに反応し膝でブロック。前大会の準優勝国を最後まで苦しめた。

 終盤に2失点を喫し逆転を許したが、MFスナイダーのシュートはどんなGKでも止められない全くのノーチャンスで2点目はPKでの失点。この一戦でオチョアの評価が下がることはなさそうだ。

 オチョアは30日で3年契約が満了するアジャクシオ(フランス)からの移籍が決定的。代理人のホルヘ・ベルランガ氏は「現在、バルセロナと交渉中だ。同じように20のクラブとの話を終えている」とし、複数の獲得オファーが届いていることを明かしており、大会を沸かせた“英雄”が来季どのクラブでプレーするのか今後の動向にも注目が集まりそうだ。

 ▼メキシコ・エレラ監督 選手は素晴らしかった。今大会を通していい戦いを見せられたが、ミスも犯してしまった。最後まで粘り強く戦ったオランダに、スコアをひっくり返された。

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