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アルジェリア 韓国を4発粉砕 32年ぶりW杯で勝った

[ 2014年6月23日 05:51 ]

<アルジェリア・韓国>後半27分、ブラヒミ(左から2人目)に4点目のゴールを決められ、ガックリの韓国イレブン(AP)

W杯ブラジル大会1次リーグH組 アルジェリア4―2韓国

(6月22日 ポルトアレグレ)
 サッカーのワールドカップ(W杯)第11日は1次リーグが行われ、H組のアルジェリアが4発ゴールラッシュで32年ぶりとなるW杯勝利を挙げた。韓国を4―2で下し、2戦目で今大会初勝利。勝ち点3を挙げて同組2位に浮上したアルジェリアは決勝トーナメント進出を懸けて26日(日本時間27日)、1次リーグ最終戦でロシアと対戦する。

 アルジェリアが攻撃的なサッカーで韓国を一蹴した。前からボールを奪いに行く積極的な守備で主導権を握ると、前半26分にビッグチャンスが訪れる。中盤のMFメジャニが素早く最終ライン裏に浮き球の縦パス。これをFWスリマニがDF2人に挟まれながらも、競り勝ってゴール前に運ぶと、左足でゴール右隅に流し込み先制した。

 2分後の同28分には左コーナーキックからハリシェが金英権(キム・ヨングォン)のマークを外して、フリーでヘディングシュートを叩き込んだ。

 2点を先制し勢いが止まらないアルジェリアは、同38分にもDFのロングボールからクリアボールを左サイドのスリマニが拾い、素早くゴール前にパス。これをMFジャブが左足でゴールに流し込み、リードを3点に広げた。

 前半、韓国のシュート0本に対し12本と圧倒したアルジェリア。後半5分に孫弘敏(ソン・フンミン)の得点で1点を返されたものの、同17分にもフェグリとのパス回しからブラヒミが試合を決定づける4点目のゴールを決め、韓国を突き放した。

 同27分に、具滋哲(ク・ジャチョル)の得点で失点したものの、韓国の反撃を2点に抑え、逃げ切った。

 アルジェリアは17日のベルギー戦は1―2で敗れたものの、前半25分にフェグリがPKを決め、チームとして86年メキシコ大会の北アイルランド戦以来28年ぶりの得点を挙げた。

 そして、この日は韓国相手に4発ゴールラッシュで快勝。82年スペイン大会で準優勝した西ドイツを破るなど2勝を挙げて以来の32年ぶりの歴史的な勝利となった。

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