韓国　アジア勢１勝お預けも　４大会連続初戦負けなし

先制点を決め喜びを爆発させる韓国代表の李根鎬（手前）（ＡＰ）

Ｗ杯１次リーグＨ組 韓国１―１ロシア

（6月17日 クイアバ）
　韓国が貴重な勝ち点１を獲得した。０―０の後半１１分に投入された李根鎬（イ・グノ）が同２３分に強烈なミドルシュートを放つと、ＧＫのキャッチミスを誘ってゴールに入った。

　６分後に追いつかれて今大会のアジア勢初白星は消えたが、チームは０２年日韓大会から４大会連続で初戦無敗を継続。Ｊ２磐田、Ｇ大阪でプレーし、１２年にアジア最優秀選手に輝いた切り札は「Ｗ杯でのゴールはずっと夢見てきたが、いざ入れてみると実感が湧かない」と自身のＷ杯初得点に喜びを口にした。

　大会直前のガーナ戦で０―４と大敗。直近５試合で１勝４敗と暗雲が垂れ込めていただけに、洪明甫（ホンミョンボ）監督は「負けないことが大切。李根鎬がいいタイミングで流れを変えてくれた」と満足げ。アルジェリアとの次戦へ「攻撃に全力を注ぎたい」と語った。