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韓国応援盛り上がらず 旅客船事故の余波も 数十万人規模から激減

[ 2014年6月18日 11:58 ]

W杯ブラジル大会1次リーグH組 韓国1―1ロシア

(6月17日 クイアバ)
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、韓国代表の初戦となった対ロシア戦を応援しようと、ソウルでは18日朝、サポーターが市中心部に集まった。しかし、死者・行方不明者300人を超える旅客船沈没事故の余波もあり、応援の規模は過去の大会とは比較にならないほど小さく、盛り上がらなかった。

 前夜から陣取った会社員、リュ・チュンさん(33)は先制した韓国が追いつかれ同点に終わった展開について「勝った試合を奪われ残念。出勤時間帯でみんなの応援に力がこもっていなかった」と苦笑い。トレードマークの赤いTシャツを着替え職場へ向かうと話した。

 これまでの応援は市庁前の広場に数十万人が集まっていた。しかし沈没事故の後、犠牲者を悼む合同焼香所が広場に置かれたため、韓国代表応援団「レッドデビルズ」は会場を数百メートル離れた別の広場に移した。この日集まったのは警察集計で約1万8千人だった。(共同)

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2014年6月18日のニュース