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本田もびっくり“鬼スラ”スパイク発売!無回転&縦回転も

[ 2014年6月18日 09:22 ]

サッカー日本代表MF本田圭佑が着用するミズノのスパイク「WAVE IGNITUS3 MD」

 スポーツ用品各社は、W杯を絶好の商機とみて新商品を続々と投入している。ミズノは日本代表FW本田圭佑(28)が履く金色のスパイク「ウエーブ イグニタス3 MD」(2万520円)を一般発売した。

 本田といえば“無回転シュート”が代名詞。4年前は南アフリカ大会での活躍を受け、ボールの回転を抑えやすい“本田モデル”が発売されヒットした。最新モデルはさらに“縦回転”も加えやすいように進化。ミズノによると南ア大会後、本田から「同じ助走で両方蹴れたら、キーパーがコースを読みにくい」と要望があった。

 無回転シュートは不規則な弾道で敵守備を惑わすが、本田によると「短い距離では、敵守備の上だけでなく、ゴールのバーを越えることも多い」。そこで敵守備の壁を越えて落ちる“縦回転”に挑戦し始めた。壁の横を巻いて曲げるカーブも選択肢にあるが、本田は「普通に決めたくないのがオレ。狙うのは壁の上。鬼のスライスをかけるスパイクを」と注文。ミズノは筑波大の協力を得て、12年に開発を始めた。

 スパイクは甲の内側、足首近くにボールの回転を抑える素材の「無回転パネル」を配置。そこから爪先にかけ突起のついた「縦回転パネル」を配した。突起は爪先へかけて低くなっている。

 短い距離は、爪先近くでこすり上げるように蹴る。遠い距離は足首近くで突起をつぶすように蹴り、反発力を利用する。試着した本田は「めっちゃ回転掛かりますね!」と驚いたという。ミズノによると「1秒間あたりの回転数は17%UP」。カーブも蹴りやすいとしている。

 W杯商戦は日本代表の成績に左右される。ユニホームなど、代表関連グッズのコーナーを設けている「スポーツデポ南砂町スナモ店」(東京)は「ギリシャに勝ってくれると売れ行きも違うと思う」と期待している。

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