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サポーター、ザック采配に3つのダメ出し…大久保投入の遅れ嘆く

[ 2014年6月17日 12:19 ]

<コートジボワール・日本>指示を出すザッケローニ監督。その采配にサポーターから批判殺到

W杯1次リーグC組 日本1―2コートジボワール

(6月14日 レシフェ)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会1次リーグC組の初戦。コートジボワール代表のサブリ・ラムーシ監督はドログバという“切り札”を有効に使い、チームを逆転勝利へと導いた。一方、日本代表のザッケローニ監督の采配は迷走。スポニチ・アネックスが試合後に行ったアンケートでは平均4・78点と厳しい評価が下され、その采配に批判が集中した。サポーターの意見を集約すると(1)先発メンバー(2)交代選手の選択(3)交代のタイミング――の3つに大別される。

 先発メンバーに関して最も批判が集中したのは大迫の1トップ起用。大迫の出来が悪かったこともあり「大久保か柿谷を最初から使うべきだった」とする意見が圧倒的に多かった。また直前の親善試合2試合に出場しておらず、90分間プレーすることが難しい長谷部を先発させたことで「後半の選手交代が制限された」との指摘も。

 長谷部は後半9分に遠藤と交代したが、この交代について「遠藤ではなく、青山にすべきだった」という意見が多く、遠藤については「先発させたほうがいい」という見方もあった。また、先制ゴールを決めたものの、調子が上がってこない本田についても「交代させるべきだった」とする声が上がり、一部には「先発を外し“切り札”として起用してはどうか」という提言もあった。

 最もサポーターを嘆かせたのは、大久保投入のタイミングの遅れ。1度は大久保に準備させたザッケローニ監督だが、結局、出場したのは後半22分、逆転を許した直後だった。大半のサポーターは「前半を終えた時点で大久保に代えるべきだった」とし、長谷部を遠藤に代えたタイミングの悪さも指摘。また、調子の上がらない香川を後半41分までプレーさせたことを疑問視する声も多かった。

 大久保投入後に指示したポジション入れ替えの“ドタバタ感”にも不信感を募らせた。「選手交代に攻める意図は見えたが、攻める方法は見えなかった」と切り捨てるサポーターも。負ければ1次リーグ敗退が決定する可能性もあるギリシャ戦へ、選手はもちろん指揮官にも奮起が求められている。

 アンケートはコートジボワール戦終了直後からスタート、16日午前0時までの約12時間で1881人の回答があった。採点は最高が8点、最低が4点で0・5点刻みの選択式。自由記入方式で意見も募った。

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2014年6月17日のニュース