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ミュラー今大会初ハット!ドイツ、Cロナ封じ4発圧勝

[ 2014年6月17日 02:51 ]

ハットトリックを決めてケディラ(右)と喜ぶドイツ代表ミュラー(AP)

W杯1次リーグG組 ドイツ4―0ポルトガル

(6月16日 サルバドル)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会第5日は16日(日本時間17日)、出場4チーム全てが前大会でベスト16以上の好成績残しているという隠れ“死の組”であるグループGがスタート。1990年イタリア大会以来4度目の優勝を目指すドイツがポルトガルと対戦し、前回大会得点王MFミュラー(バイエルンM)の今大会初となるハットトリックなどで4―0と圧勝。史上初のW杯通算100試合目となった記念すべき一戦を見事に勝利で飾った。
【試合結果 G組順位表&日程 ドイツ代表】

 ドイツはSBが本職のDFラーム(バイエルンM)をボランチで起用。4バック全員が本職CBという守備を重視した布陣で臨んだ。また、元ブラジル代表ロナウド氏の大会得点記録にあと1と迫るFWクローゼ(ラツィオ)はベンチスタートなり、最前線にMFミュラー(バイエルンM)置くいわゆる“ゼロトップ”システムを選択した。

 一方、ポルトガル代表は左膝に痛みを抱え出場が危ぶまれていたC・ロナウド(Rマドリード)が無事に先発入り。3トップの左で起用された。

 試合は前半10分、右サイドからダイレクトパスが繋がりエリア内でMFゲッツェ(バイエルンM)が倒されPKを獲得。これをキッカーのミュラーが左隅へ決めドイツが先制。

 さらにドイツは同32分、右CFのチャンスでMFクロース(バイエルンM)がクロスを入れると、DFフンメルス(ドルトムント)がペペ(Rマドリード)に競り勝ち豪快なヘッドで追加点を挙げた。

 2点を許し反撃に出たいポルトガルだったが同37分、DFペペがピッチ上で倒れているMFミュラーに話かけるふりをして頭突きを一発。しかし、主審はこれを見逃さずレッドカードを提示。前半のうちにDFの核を失うことになってしまった。

 数的有利となり、攻勢を仕掛けるドイツは前半ロスタイムにもミュラーが追加点。後半に入ってもサイドを大きく使ってボールを支配し、同33分にもミュラーがこの試合3得点目となるゴール。相手の反撃を0点に抑え、試合終了のホイッスル。

 ポルトガルは強行先発したC・ロナウドが不発。DFペペの退場に加え、FWウーゴ・アルメイダ(ベシュクタシュ)とDFコエントランが負傷交代となる不運が続く悲惨なスタートとなってしまった。

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