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気になるFW陣のシュートの少なさ 川島に止めて欲しかった2失点目

[ 2014年6月15日 13:36 ]

<日本・コートジボワール>後半、ボニー(12)に同点ゴールを許したGK川島

W杯ブラジル大会1次リーグC組 日本1―2コートジボワール

(6月14日 レシフェ)
 コートジボワールに悔しい逆転負けを喫し、大事な初戦を落としたザックジャパン。スポニチ本紙評論家・川本治氏(62)の目に、選手たち個々のプレーはどう映ったのか。

 まずは「一番気になったのはFWのシュートが少なかったこと。FW登録の香川、岡崎、大迫…。このあたりの選手がもっとシュートを打つ、打てるという積極性が欲しかった」と攻撃陣の積極性の無さを嘆いた川本氏。活躍が目立った選手には、守備で効いていた長谷部と山口の先発ボランチを挙げた。

 先制点を挙げた本田については、「先制ゴールは素晴らしかった。だが、彼は運動量があるわけじゃないし、彼のところで何度もボールを取られていた」とミスの多さを指摘。ザックジャパンの最多得点を誇る岡崎については「大会前から調子を落としてしまった」と残念がった。

 同じような右クロスから2点を失ったシーンについては「オーリエのクロスの精度に尽きる」としたが、ニアサイドを抜かれた2失点目については「確かにいいクロスだったが、川島が防がないといけない。多分、右にヤマを張ったのだろうが、あれだけボールに触っているのだから止めて欲しかった」と苦言を呈した。

 一方で、「同点に追いついてからコートジボワールは戦い方が違った。余裕が出てきた。そこは、やはりドログバの存在感」とも。日本は「勝てればベスト、引き分けならベター」な初戦を落とし、もう後がなくなった。「ギリシャ戦は勝つ試合をしなくてはいけない」と川本氏。ザックジャパンに“存在感ある選手”の出現が必須となった。

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2014年6月15日のニュース