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サンパウロにナカタカフェ 情報拠点がオープン

[ 2014年6月12日 22:11 ]

 サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開幕戦が開かれるサンパウロで12日、元日本代表の中田英寿氏(37)が関わる「ナカタドットネットカフェ」がオープンした。

 W杯を観戦する日本人に現地情報を提供し、世界中から集まるサポーターには、日本酒や和菓子といった日本文化を広める。

 サンパウロの人気カフェの一角を借り、日本語と英語、ポルトガル語の観光案内に対応。14種類の日本酒と焼酎を用意し、ブラジルのフルーツを使ったオリジナルカクテルを味わえる。

 東京・西麻布の料理店「ラ・ボンバンス」の岡元信シェフが考案した茶漬けなどの日本食や、京都の老舗「末富」の和菓子も、岐阜県の美濃焼の器で提供する。

 中田氏は2002年日韓大会の際「日本に来る海外サポーターをもてなしたい」と東京にカフェを開いた。以降、大会ごとに同様の取り組みを続けており「世界の人に日本文化を体験してほしい」と話す。

 スタッフの東京都新宿区の安孫子広さん(25)は「日本酒のことをポルトガル語で説明できるよう勉強してきた。世界中の人と話せるのが楽しみ」と語った。

 営業は1次リーグが終わる26日(日本時間27日)までの予定。(共同)

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2014年6月12日のニュース