大久保、脱内弁慶弾!2031日ぶり代表ゴールは57戦目で初の海外

[ 2014年6月8日 05:31 ]

<日本・ザンビア>後半ロスタイム、大久保が勝ち越しゴールを決める

国際親善試合  米国・タンパ

(6月6日 日本4―3ザンビア)
 ゴールをぶち抜くと、大久保は雄叫びを上げてスタンドを指さした。同点とされた直後、3―3で突入した後半ロスタイム。試合再開からのファーストプレーで青山のロングフィードに反応した。先にボールの落下点に入った相手DFの前にスルリと入り込み、右足の爪先で絶妙のトラップ。下腹部でボールを押し出すと、間髪入れずに左足で豪快にゴール中央に蹴り込んだ。終了間際の値千金の決勝弾。ネットが揺れると同時に勢い余って1回転するほどの迫力ある一撃だった。

 「W杯前に1点取れてすっきりした。これで、いい形でブラジルに行けるね」。08年11月13日のシリア戦以来2031日ぶりの一撃は、日本代表FWとしての最長間隔弾だ。後半開始から柿谷に代わり1トップで出場。大迫の投入された後半15分からは右MFに入った。流れの中で香川、本田らとポジションチェンジを行い、攻撃を活性化。試合後にはザッケローニ監督から「おめでとう」と得点を祝福された。

 スタンドでは莉瑛夫人と、碧人(あいと、8)、緑二(りょくじ、4)、橙利(とうり、2)君の3人息子が見守っていた。治安の問題などからブラジルには行かないため、生でゴールを見せるラストチャンス。普段のナイター試合では橙利君が寝てしまうことが多いが、この日は3人そろってユニホームを着て最後まで声援を送った。莉瑛夫人は「みんながユニホームを着て応援した試合では活躍するジンクスがあるんです」と感激。大久保から汗まみれのユニホームを受け取った碧人君は「クサッ」と苦笑いしながらも誇らしげだった。

 国際Aマッチ57試合目の出場で海外開催の試合では初得点。自身2度目のW杯を前に“内弁慶”も払しょくしたが、「昔のことはどうでもいい。過去の俺と今の俺は違う。今回、選ばれたことで新たなスタートと思っているから」と特別な意識はない。10年南アフリカ大会後のオーバートレーニング症候群や、12年冬の神戸からの構想外通告など、苦難を乗り越えて生まれた国際Aマッチ6点目。サプライズ男が世界を驚かす準備はできている。

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