名波&城氏がザンビア戦分析…やっぱり不安の守備 本田は調子上がる

[ 2014年6月8日 10:35 ]

<日本・ザンビア>後半、相手選手と競り合う山口

国際親善試合  米国・タンパ

(6月6日 日本4―3ザンビア)
 ザックジャパンはW杯開幕前最後のテストマッチを勝利で飾ったものの、課題も残った。3失点した守備の問題点、不振と言われた本田の現状などを、98年W杯フランス大会に出場した名波浩氏(41)、城彰二氏(38)のスポニチ本紙評論家2人に分析してもらった。

 ――勝ちましたが、守備に課題が残りました。

 名波 最初の失点は人もいたしスペースも埋めていたのにやられた。内田と西川がお互い相手に処理を任せようとした。2点目はトリックプレー。ゴール前の相手選手6人のうち3人がおとりでコーナーに向かって走った。通常そういう動きはしないので“何かやってくる”と思わなければいけない。そうすれば対応もできたはず。いずれも個人の意識の問題だ。3点目も山口があと半歩寄せれば結果は違ったかもしれない。もう一歩、もう半歩詰めるという精神を90分持続しなければいけない。

 城 守備の仕方にも問題がある。立ち上がりから積極的にプレスをかけたが、機能しなかった。一人一人は頑張っているのに連動していない。前の選手がプレスに行っても後ろの選手は待っているような状態で全体をコンパクトに保てない。だからボールを奪っても攻撃につながらない。良い時は連動した守備から攻撃につなげていた。ボールの取りどころなど戦術を確認する必要がある。

 ――不振だった本田が2得点しました。

 名波 コンディションは80~85%まで上がっている。キプロス戦よりもプレーがシンプルになった。それがチームのチャンスにつながっていた。またゴール前に飛び込んだ2点目のシーンではシュートに対する意識が高まっていると感じた。継続していけばさらに調子は上がっていく。

 城 状態は60%くらい。コンディションもあるがACミランでうまくいかなかったこと、日本代表でのプレッシャーなど精神面の影響もある。ミスが多いので、周囲の選手も動きだしが遅れて連動性も乏しい。ただ点を取ったことで一気に良くなる可能性はある。

 ――大久保も3点に絡む働きを見せました。

 名波 ザッケローニ監督はいろんなポジションでテストしたが、DFの背後を狙うという他の選手にはない色を出して結果も残した。先発でも途中からでも対応できるから、監督は起用法に頭を悩ますのではないか。

 城 シンプルに動いて流れを変えた。途中から右MFに回ったが、サイドに置くと規制が多くなるので、1トップで使って自由にやらせた方が持ち味が生きる。中盤まで引いてボールを触ってから前線に飛び出すなど、川崎Fと同じようなプレーができる。

 ――コートジボワール戦はどんなメンバーで臨むべきでしょうか?

 名波 ボランチはハードワークできる山口、青山を先発させ、遠藤は途中から使う方が良いと思う。昨年のコンフェデ杯から前半の失点が目立つ。90分間攻撃的なスタイルを貫くのは難しい。相手の良さを消すことを考えても良い。まずはしっかり守り、遠藤を入れて流れを変える手もある。

 城 この試合の先発メンバーはやり慣れている。この布陣でスタートして大久保、森重、青山、斎藤らのオプションを使う。90分間で勝ち点3を奪うという考え方で臨めば良い。

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