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本田2発、香川&大久保も決めた!日本、4発逆転勝ちでW杯へ

[ 2014年6月7日 10:24 ]

<日本・ザンビア>後半ロスタイム、勝ち越しゴールを決めて喜ぶ大久保(ゲッティ)

国際親善試合 日本4―3ザンビア

(6月6日 米国・タンパ)
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に向けて米国フロリダ州で合宿中の日本代表(FIFAランク47位)は6日(日本時間7日)、タンパでザンビア代表(同76位)と国際親善試合を行い、4―3で勝利。0―2から前半40分にFW本田圭佑(27=ACミラン)がPKを決めて1点差とすると、後半にはFW香川真司(25=マンチェスターU)、本田が立て続けにゴールを決めて3―2と逆転。同44分にミドルシュートを決められて追いつかれたが、ロスタイムにFW大久保嘉人(31=川崎F)が勝ち越しゴールを決めてW杯前最後の国際Aマッチを白星で締めた。

 日本はコスタリカ戦からスターティングメンバー5人を入れ替え、右ふくらはぎの痛みを訴えていたDF長友佑都(27=インテル・ミラノ)も先発。GKは西川周作(27=浦和)が昨年11月のオランダ戦以来のスタメンとなった。

 W杯前最後の国際試合を白星で締めたい日本は立ち上がりから相手陣内で試合を進めるも、先制点を挙げたのはザンビア。前半9分、右サイドからのクロスをニアサイドでつなぎ、ファーサイドでDF内田篤人(26=シャルケ)に競り勝ったC・カトンゴが先制ヘッドを叩き込んだ。

 同29分にはセットプレーから2失点目。右CKでショートコーナーと見せかけてグラウンダーのクロスを送ると、ニアでスルーし、MFシンカラが右足でミドルシュートを決めて2―0とリードを広げた。

 日本は同40分、細かいパス回しから香川が相手ハンドを誘ってPKを獲得。本田が左足できっちり決めて、1―2で前半を折り返した。

 後半開始から、日本は1トップの柿谷曜一朗(24=C大阪)に代えて大久保を投入。同5分には本田のスルーパスに反応したが、オフサイドと判定された。

 同14分にはDF森重真人(27=FC東京)、FW大迫勇也(24=1860ミュンヘン)が、DF今野泰幸(31=G大阪)と負傷した岡崎に代わって出場。21分には内田に代えてDF酒井宏樹(24=ハノーバー)が投入された。

 日本は後半28分、香川が左サイドから中央に切り込み、エリア手前から中央の大久保を狙ったクロス。ボールは大久保に触れず直接ゴールに吸い込まれ、2―2の同点に追いついた。2分後には途中出場の森重がドリブル突破してグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前の本田が押し込み3―2と勝ち越した。

 しかし後半44分、ザンビアに左サイドから強烈なミドルシュートを決められて3―3を試合は振り出しに。しかし同46分、交代出場したばかりのMF青山敏弘(28=広島)のロングパスを大久保が左足で決めて勝ち越し、劇的な勝利でW杯前最後の国際試合を締めくくった。

 日本は7日にタンパを出発し、ブラジルでの拠点となるサンパウロ北西部のイトゥへ移動。14日(日本時間15日)の1次リーグC組初戦でコートジボワールと対戦する。

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